今回は初めてキャンプする時のテントを買う人の為にテントの選び方を私なりの考えを話させていただきます。
テントの種類は様々で、初めての買う方はどれを買うのか迷われると思います。予算のことやデザインの好みも当然大事ですがそのほかに、どのような基準でテントを選んだ方がいいのかについてのアドバイスが出来たらいいと思っています。
まずはいきなりテントを探すのではなくて、自分はどんなキャンプをするのか?それが明確に決まったらそれを踏まえてネットやリアル店舗でテントを選ぶといった流れで購入した方がいいと思います。
またテントを選ぶときの性能チェックポイントも紹介していますのでご覧になってみてください。
どんなキャンプをするのかを考える
テントを買うとき最初にどんなキャンプをするのかを考えた方が選びやすいです。それに合わせてテントの選び方が違ってきます。テントを購入する前に確認しておくと選ぶポイントが見えてくると思いますのでぜひ下記の事について考えてみてください。
沢山のあるテントの中で当たりをつけるために必要なことだと思いますのでぜひ考えてみて下さい。
テントを使用する人数は?
テントのサイズ表記は使用人数で書かれていることがほとんどです。実際の寸法表記も当然ありますが、なかなイメージが湧きづらいと思いますのでテントの中で何人寝るのかを確認しておきましょう。
キャンプに慣れていないは荷物が多くなりがちなので、おすすめはテントの人数表記よりも少し大きめに買うと荷物の置き場も増えるのでいいと思います。
タープを使用するのか?
キャンプをする時にタープやスクリーンタープを使用するのかを確認しましょう。日中はキャンプ場に木陰があればいいのですが、暑い夏だと日陰を作ることは重要だと思います。テントによってはタープの機能もついているテントもありますので確認しておきましょう。
タープをし使用しなければ前室付きのテントを選んだ方がいですね。またツールテントと呼ばれるテントもチェックしてみて下さい。
キャンプに行く時の荷物の積載量は?
キャンプ場に行く時、車・バイク・電車なのかによってキャンプ道具を持っていける積載量が違います。また車の大きさにもよって積載量は様々です。それによって大きさや軽さなどテント選びが変わってくると思いますので、自分がキャンプの時に他の荷物も含めてどのくらいの積載量があるかを把握しておきましょう。
テントを設営する場所は?
テントを設営する場所が、キャンプ場なのか登山で使用するのかでもテントの選び方が違いますのでその辺も把握しておきましょう。
またキャンプ場のサイトが芝生なのか?河原なのか?砂利なのか?をペグの刺さり具合が違うので、調べておくといいでしょう。場合によってはテントの付属しているペグでは刺さらないかもしれないので。
テントの性能チェックポイント
キャンプに慣れてくると色々テントに対して求めることが多くなり、チェックポイントが増えてきます。今回は初めて買う方向けに最低限ここはチェックした方がいいですよと言うポイントを紹介します。
テントのサイズ
ほとんどのテントは人数で表記されています。実際の寸法も書いてありますので確認しておきたいポイントはテントの高さです。広さは人数でイメージつきやすいですが、高さはわかりませんのでチェックしましょう。
ただテントで寝るだけなら気にしないでもいいと思いますが、テントの中で着替えたりすることが多かった場合は高さが低いと使いにくいです。
テントの中でどう過ごすかにもよりますが、高さチェックはしておきましょう。
耐水圧
テントには耐水圧と言う性能指標があります。耐水圧とは単純に言いますと水の浸水を防ぐ性能値です。この数値が高い程水の浸水を防ぐ効果が高いと言うことです。
しかし高ければ高いほど良い訳でもなくて、浸水は防いでくれますがその代わり風の通気性が悪くなります。
耐水圧値を見てもイメージがわかないと思いますので例を言いますと、雨の日の使用するビニール傘で500mmだそうです。
一般的に言われているのが、テントの耐水圧の指標は
- 500mm→弱い雨
- 1000mm→普通
- 1500mm→強い雨
上記のように言われています。
ですので耐水圧1500mm以上のテントですと急な雨でも安心ですね。それ以上の耐水圧も沢山ありますがその時に気にしたいのが通気性です。
通気性をよくするベンチレータの有無や、テントの窓の大きさやメッシュにできるのかどうかも合わせてチェックしてみて通気性を意識してみてくださいね。
構造
テントの構造にはシングルウォールとダブルウォールがあります。テントの構造が1層構造か2層構造かの違いです。
それぞれメリットとデメリットがありますので簡単に説明します。
シングルウォールのテント
メリット
- コンパクトになる
- 設営が簡単
- 軽い
デメリット
- 結露がしやすい
- 前室がない
ダブルウォールテント
メリット
- 結露がしにくい
- 前室ができる
デメリット
- コンパクトにならない
- 設営が難しい
- 比較的重くなる
今現在は様々なタイプのテントが販売されていますので、どちらが良いとかは言えませんが、ざっくり言うと登山する人は山岳系のシングルウォールのテントを使って悪天候に備えたいので、コンパクト&軽量化&耐水圧を重視してテントを選ぶと良いでしょう。
また、通常のキャンプ場でキャンプする人はダブルウォールテントをおすすめします。シングルウォールテントよりは軽量化にはなりませんが、結露が発生しにくかったり前室が作れるテントも増えてきたので軽量化より居住性を重視した方がいいと思います。
前室について
初めてテントを購入する方はあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、文章にしてもイメージが湧きにくいと思いますので画像を貼りますね。
上の画像の前室なしのテントは寝るスペースのみですよね。日陰がないと夏などは直射日光を当たってしまって暑くて仕方がありません。
前室がないテントはタープをした方がいいです。設営の仕方は色々ありますが、例えば下の画像のようにタープをつけたりして日陰を作ります。
このタープの機能とテントがセットになっているテントを前室付きテントって一般的に言われています。下の画像のテントが前室ありのテントです。
タープをしないようでしたらこのような形のテントを選ぶと良いと思います。主に前室では荷物を置いたり煮炊きをしたりできるのでテント自体の居住性は高くなりますが、タープほどの開放感はないですね。
あとは好みの問題ですけど、テントの前室の有無をチェックしてみてください。
付属品
テントを購入するとペグやロープ、収納袋などがセットされてます。そこで一番重要なのはペグです。ペグは安価のものがセットされているケースが多いです。
地面が土でペグが刺さりやすい所ですとまだいいのですが、河原や砂利のサイトだったりするとペグが刺しにくくて、ペグが曲がってしまいます。
ペグが使い物にならないケースはよくあリますので、別に用意した方がいいと思います。ですので初めてテントを購入する方は強度の高いペグの購入も一緒に検討することをおすすめします。
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こんな感じのペグは強度が高いので地面が河原でも芝生でも使えるので安心です。私はこのペグを使っています。
最後に
本当はもっとたくさんテントについて語りたい所ですが、あまり色々言いすぎると逆に混乱するのかなと思いましたのでやめておきます。
今回紹介したことは基本中の基本だと思いますので最低限このくらいは判断基準にしていただけるとあまり失敗しないのではないでしょうか。
ぜひ、自分にあったキャンプスタイルのテントを見つけて下さい。
最後まで読んでくださり誠にありがとうございます。何かの参考になれば幸いです。